2014年01月10日

即売会スペースディスプレイの作成法などについて【前編】

さて、今年こそは日記を定期更新すると決意した(※年始の恒例行事)ので、あまり間を空けないうちに二度目の更新なのです。
去年一年の執筆状況を振り返ってとか今年の目標とかの記事も考えたのですが、その前に前回のレポートの補足。

当日会場にて、ディスプレイが要塞状態
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になっているのをご覧になったかたから、こういうのどうやってこさえてるんです? とのご質問をいただき――そういえばコミティアのときも同じご質問に「あ、そのうち日記で書きますー!」とお答えしていたのを思い出しましたもので、今回はうちのサークルのディスプレイボードの作成方法と当日の設置方法について書いてみたいと思います。
単純きわまりないものなので特にこう、なにかTIPS的なもとのとかではないのですが、ご参考になれば幸いですー


さて、とはいえ。
うちのディスプレイの基幹をなしている、ボードそのもののつくりかたはほんとに単純。

(1)ボードにしたい印刷物をつくる
(2)ラミネートする
(3)ハレパネにくっつける
(4)はみだした余分なハレパネをカッターで切り落とす

これだけです。
ちょこっとだけ細かく書いていきましょう。
(当記事は、もしも「これから即売会初参加するのだけれど、ディスプレイどうしようかな……」と思っていらっしゃるかたがいらっしゃったらご参考になればと考えてしたためているため、経験者のかたには「そんなんもうやったことあるよバカにすんなー!」という内容もあるかと思いますが、どうかご容赦のほどをです)

(1)印刷物の作成 は、A4等のちいさなものであれば自宅のプリンタで印刷。A3のでっかいボードがつくりたくて自宅に印刷できるプリンタがないなどという場合は、セブンイレブンなどのコンビニに置いてあるカラーコピー機の印刷機能を使うのが便利です。もちろんキンコーズなどの印刷センターを使うのも一手。
ちょっと前はカラーコピーにデータを送るにはネットプリント(←リンクはセブンイレブンのもの)を使うほかなくてファイルサイズ上限とかが面倒だったのですが、現在はUSBメモリやSDカードを挿しこむスロットがコピー機についているので、JPEG(セブンイレブンの場合JPEGかTIFFなので最高画質/RGBカラーのJPEGが推奨)もしくはPDFやXLSでつくったデータをメディアに詰めて持っていくのが楽ちんです。

参考までに、セブンイレブン(ほかのコンビニにもあるのになんかセブンの回し者みたいですが、うちの近所にあってよく使うからなのです;)のマルチコピー機の対応メディアと対応データ形式はこんな感じ。
JPEGのサイズとか迷うところですが、ものすごい高解像度でpixelが大きいものを持って行っても印刷屋さんのポスター出力や同人誌の表紙印刷ほどまでには綺麗に出ない(あと、画質優先圧縮とはいえJPEGなのですこしは画像が劣化する)ので――自分のところは、ボードは近くでまじまじ見るものではなく少し離れたかたに目をとめていただくものとわりきって、A3で縦3000〜5000ピクセルくらいのJPEGで印刷をしちゃってます。

でもって、(2)のラミネート。
こればかりは、ラミネーターの使用が必要になります。
ラミネーターなしで自分が以前やっていた、「ボードに原稿を貼りつけたあとで表面に図書保護用の透明シートを貼って保護」という方法もあるのですが、失敗率高いし出来上がったものの耐久力もラミネーターでつくったものより弱い。ここはやっぱり、原稿はぜひともラミネートしたいものなのです。

えーお金かかるじゃん! と想われるかもしれませんが、ラミネーター本体って実は意外と安価で手に入ります。A3が使えるもので、家電量販店で最低ライン6000円台くらい。いま(2014年1月)ネットで調べてみたら、通販だと3000円切る品物もあります。ローラーでフィルムを密着させるだけの仕組みなので、安いの買っても高いの買ってもたぶんあまり性能は違わない。
もっていると、継続して使う値札

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(↑うちのはこんな感じ。幾度かイベントを重ねて汚れても、洗ってきれいにできます)

とか、ボード以外のディスプレイづくりにも役立つので、同人サークル的に費用対効果が高い道具ではないいかなーと個人的には思っております( *´ ◡`*)
どちらかというと消耗品のラミネートフィルムのほうが高い(A3のやつとか、文房具屋さんで買おうとか思うとちょっと「え!?」と思うお値段がします)くらいですが――これもネット通販で探すと徳用のものがけっこう安く買えます。

まあでもそれでも、「イベントのたびに1〜2枚使うだけなのにもったいない!」というかたもいらっしゃると思われます。
その場合、大きな文房具屋さんなどでラミネートのサービスをしているところがけっこうありますし、もしも秋葉原に行けるところにお住いであれば秋葉原製作所でもそれほど高くなくラミネーターが使えたので、そういうサービスを利用するのもひとつの手かもしれません。

あ――念のために書いておくと、ラミネートはたまにミスります。ラミネートしようとした原稿を巻き添えにくしゃくしゃっと皺が寄って、そのまま熱密着されておじゃんになります。再生不能。
なので、たとえばひとさまに描いていただいたイラストの原画とか、オリジナルひとつしかないものを材料にするのは絶対にやめましょう。スキャンしてプリントしたものか、コンビニでカラーコピーとったものでつくれば、失敗しても失うものはラミネートのシート1枚ですみますゆえ。

ラミネートが終わったら、いよいよハレパネにはっつけてボードにします。
ハレパネは、画材屋さんとかで売っているこういうの。

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(表面:表示物を貼りつける面)

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(裏面)

5〜7mくらいの硬質なスチロールの板の、片面がシールになってて紙とかを貼りつけられる品物です。A3で500円ちょっとくらい。
ラミネートが終わると印刷物はちょっと薄い下敷き状のてかてかしたシートになってわりと見栄えもよくなるので、「ボードにはっつけなくてもこのままで使えるんじゃないかな……」とか思ってしまうのですが――個人的にはやはり、ボードにはっつけるのお勧めです。後述するようにスペースに立てて使用する場合には、ふにゃふにゃせずに板状になっているほうが断然かっちょいいですし――なんだろう、ラミネートした時点ではまだ自家製でこさえた感じが強いディスプレイ(あ、描かれているイラストがという意味ではなく品物の材質がです)が、ハレパネにはっつけてしっかりといたパネル状になったとたんに、一気にしゃんとして豪華に見えます。

ちなみに、ボード作る作業の中でいちばんやりなおしがききにくいのがこのはっつけ作業。失敗するとけっこうパネルの粘着力強くて無事に元通りにできない(しかも、上記のラミネートの失敗に比べて、パネルは単価高いのでがっかり感大きい)ので、ずれたりたわんだまま皺つきで接着してしまったりしないように慎重にいきましょう。
ラミネートしたものとボードの間に空気が入ってしまうという失敗はよくあるのですが、これに関しては真ん中にあまり大きなものができてしまったという場合以外はなんとか補修が可能です。薄い布かティッシュ、あるいは今はがしたボードののりづけ面のシールで空気のふくらみをおさえてこすって、ボードのいちばん外側に押しやって空気を抜いてしまいましょう。

あとは、周辺の余った部分をよく切れるカッターで切り落とせば完成です。
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冬コミのときにうちで新しくこさえた『東都恋唄』のパネルはこんな感じ。こんなふうに作品紹介を文字で書いて立ち止まってくださったかたにあらすじを読んでいただくのにも、A3ででっかくイラストやデザインを表示してちょっと離れたところを歩くかたに興味を持っていただくのにも役立って、自分としては即売会参加には欠かせないディスプレイアイテムであります。

 というところで、今回、前編のパネル作成編はここまで。
 次回後編は、つくったパネルをお手軽な材料で実際にスペースに展示する方法について、自分なりに書いていこうと思いますー
posted by つむぎゆう at 23:59| Comment(0) | 書きもの道具・環境・同人TIPS
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