2018年01月03日

コミックマーケット93 サークル参加日レポート

皆様、昨年中は――そして昨年末のコミケではありがとうございました!
おかげさまで、プライベートはいろいろばたばたしながらも趣味のほうではいつもながらによい一年でありました。
本日は手短ながら、31日のレポなどを。

■今回は、オフセット本のみだったので新刊の準備そのものはかなり早くに完了。自宅と会場に分納でお願いしたのですが、自宅分はなんと20日の日曜日に家に届いているという早さでした(当日スペースにサークルご挨拶にいらしてくださったねこのしっぽのお姉さんに、「ものすごい早かったですーびっくりしちゃいました!」ってお伝えしてしまった)
 なので、直前に行ったのはディスプレイやそのほかの準備。
 新刊のポスターがつくりたいなと思っていたのですが、布印刷の吊りポスター入稿やポスタースタンドの通販は〆切を過ぎてしまっており――いつもの通り、スペース前面に貼るポスターを秋葉原製作所さんで前々日に刷ってきました。
 休み初日の29日、仕事の日と同じ朝5時前にアラームで起きて電車に乗り、秋葉原製作所さんまで行ったのですが、普段の昼間以上に席が埋まっていて、さすがコミケ1日目の朝。とはいえポスターは印刷順番待ちもなく、すぐに綺麗に刷っていただくことができました。

■前日に行ったのは、購入特典にするポストカード。
 表紙と挿絵を描いてくださったぐり太さん(※以下 ひとさまのお名前についているリンクはすべてTwitterのものです)が、フリートークのイラストの文字無しカラー版を「宣伝などのために使えれば」というありがたいお言葉とともにくださっていたので、お伝えしたうえで購入特別特典に使わせていただくかたちにしたのです。
IMG_4555.JPG
 前回の日記でも写真をあげたのですが、この光沢フォトペーパーで印刷した、ぐり太さんによるスク水眼鏡さん(今回収録の短編のうちの一篇、「夏の終わりとはじまりと」の主人公の唯香)の刷りあがりがすばらしく魅力的で――もう、夜にひとりでわくわくしておりました。
 ただ、A4でもプリントできるくらいの大きさの画像でこしらえて最高画質&光沢紙モードで印刷したらけっこう時間がかかるなあと思い、計ってみたら一枚あたり16分。
「んー、16分かあ。100枚刷るとして16×100=1600分だから、60で割って……26時間!?
 とぎょっとしてしまい、29日に秋葉原から戻ってきてからは一昼夜半、プリンタさんを回しっぱなしにしてました。
 特典ポストカードは前回の日記(12/30)にも書いたのですが、春のイベント(コミティア・GLFes・本の杜まで)の間に新刊を購入してくださったかたにおつけいたしますゆえ、ぜひにともでありますー

■前日は珍しく1時くらいに床につけたので(どうして1時になったかというとひとりで祝杯あげてたからです)、朝の目覚めもばっちり。大井町線はコミケのときでもいつも座れるのですが、大井町から乗ったりんかい線も大崎始発だったらしく席に座れてしまって、快適なスタートになりました。
 今回委託をお引き受けして、スペースでごいっしょしていただけることになった神野あるとさんとビックサイトの屋根の下で待ちあわせて合流。東ホールに向かいます。

 スペースをこしらえながらサークル参加登録をしたのですが、ここでひとつアクシデントが。

IMG_4573.JPG
 委託本が、「修正についてちょっと本部で話し合うので、結論が出るまで販売一時停止で」ということで、自サークル初経験のイエローペーパーをいただいてしまったのです。
 とはいえ、いつかこういうこともあるかなーと思っていた想定内だったので、そんなに慌てることはなかったです。ただ、待ち時間が長くかかったのでその間頭の中で「審議中」の有名なアスキーアートが頭の中でずっと明滅してしまったと申しますか。

 ひとつ明記しておくと、神野さんの本の修正が(これまでの基準に照らして)甘かった、というのではないのです。
 既刊は実際に秋のふたけっとでチェックを通って頒布された本ですし、新刊もそれに照らして(ふたなり本だったので、おちんちん部分に)いままでより多めに横黒線修正を入れていたくらいだったので。
 ほかのかたの冬コミ終了後のツイートでもある通り、夏コミからこの秋、この秋から冬にかけての間にも同人誌即売会の修正基準が厳しくなっているということなのでしょう。
 審議中だった本はしばらくしてスタッフのかたが戻っていらして、「今回はこのまま頒布して大丈夫。ただ、次回以降はこころもちこれより太めの線で修正を入れてほしい」ということで、黄色の販売一時停止カードは回収されていきました。「今回はOK」という処置にも、先述したいままでの基準ではOKで今回は判断線上というところに本があったということを裏付けているのではないかなと思います。
 せっかくの委託いただいた本が販売停止にならなかったことにほっとしつつ(自分のところのR18本も含めて色々なことを考えて、修正の必要が生じたとき用に黒のプロッキーをもっていっていたのです)も、世間的なR18本規制の動きや、それに抗しつつも行われざるを得ない同人誌即売会内での自主規制に、一サークルの立場でどう向き合っていくべきなのか――R18小説を(挿絵もひとさまに描いていただいて)頒布する者として、考えていかねばならないと感じます。

■さて、そんなドキドキはありつつも、待っている間にスペースのディスプレイは設営完了。
IMG_4577.JPG

IMG_4583.JPG

IMG_4582.JPG
今回はこんな感じになりました。

二日前の早朝に秋葉原に刷りにいってきたポスターも、ばっちり前面配置。
せっかく広めの横中央通路沿いのお誕生日席というスペースだったので、短編集のコンセプトの『田舎町女子中学生百合短編集』という言葉が広通路の真ん中くらいから一瞬で目に入るといいなと思って文字配置したのですが、作り終わってちょっと離れたところから見てみたらちゃんと読めたのでよかったです。

■8時に入場したので開場までは2時間あるのですが、あっという間にその時間も過ぎて、午前10時。拍手が鳴り響き、今年一年の締め、コミックマーケット93の3日目はいよいよ開幕です。

 最初のうちはやはり外周にひとの流れが向いて、真ん中近い自分のスペース近くのあたりは行き過ぎていくひとを見守るばかりなのですが――20分くらいしたころから、足を止めて見てくださるかたも、本をお手にとってくださるかたもいらっしゃるようになって。今回、最初にうちの本を買ってくださったかたが(新刊既刊全年齢R18委託まで含めて)全買いをしてくださったので、あわわわわ……! って挙動不審になってしまいました。ここをご覧になっていらっしゃったりはしないかもですが、ほんとうにありがとうございましたです……!

■この時間、いらしてくださったかたや通られるほかのサークルさんから、「外は雪がちらついているらしい」という情報が。
 たしかに今回のコミケ3日目は、なにより強敵は寒さでしたね。
 自分のスペースからはるか遠く、斜め前方のシャッターが開いていたのですが――
スクリーンショット 2018-01-03 04.33.21.png
 距離を隔ててこんなふうに、外の冷風が斜め正面から伝わってくるのがわかる……!
 以前、夏のコミケでちょっと外の風が強くてちょうど自分のスペースのあたりが風の通り道になって、ボードが倒れそうになったりしてあわあわしたことはあったのですが――今回は強風ではないながら、ほんとにこう、刺すような冷たさで。神野さんのもっていらしてくださった使い捨てカイロで、なんとか寒さをしのいでおりました。
 あれ、外周沿い近くに配置されたサークルさんは凍えそうだったのではあるまいか……
 この空気を魔法でどこかの空間に溜めておいて、夏のコミケの熱気でもわもわした東ホールにふぁさあっと撒いて解放したい! と思ってしまうような、一日を通しての寒さでありました。

■11時を回ったあたりから、お昼を挟んで13時あたりまでは(自分の体感的にですが)文芸ゾーンが最もにぎわう時間帯。
 この時間、自分の本も新刊中心にすこしずつお手にとっていただくことができ――いつもうちのスペースにいらしてくださるかたがたにも新刊を買っていただけて(いつもほんとうにありがとうございます!)、今年も一年同人活動をしてきてよかったなあとしみじみしておりました。
 今回のコミケはまた、スペースにいらしていただいて初めてお会いすることができたかたがとても多かったです! お名前を書いてしまうと万が一洩れがあったりしてはなのでなんなのですが、Twitter上などでお話させていただいているかたやフォローしていただいているかたに次々とお会いできて。うわー○○さんですかいつもお世話になっておりますー! となんだかびっくりするやらうれしいやらで、挙動不審な応対をしてしまったような気がする……
 いらしてくださったかた、ほんとうにありがとうございました!
(あ! でも、午前中と午後早くに飲みものを買いにいったりしているあいだにいらしてくださってお会いできなかったかたもいらっしゃって、申し訳ありません今度はこちらからたずねにうかがわせていただければ……!)

■さて――過去のレポートにも幾度か書いたのですが、コミケやコミティアのような大きめの即売会に参加したとき、14時半を回ったころにうちのサークルはいつも「ちょっとだけスペース縮小」的なことをしています。
 大きなイベントだと、終了後に搬出宅配便の列に並ぶと数十分待ちになってしまう。
 とはいえ、早めに撤収するのはつらい。閉会の拍手はスペースでしたい(特に夏冬のコミケは)
 そのふたつの双方を解決するため、まだ宅配便が混まない閉会一時間半前くらいに「そのあともしも全く頒布できなかったとしても、カートに詰めて持っていけるだけのぶんの在庫を残して(あと、スペースも2段構えだったのを1段にして台を畳んで)宅配便に出し、あとは閉会までスペースにいる」という方法をとっているのです。
 が。
 今回はちょっとだけ、悩みどころがありました。
 開場時点でのうちのスペースの荷物は、以下の通り。
(A)新刊『きみと檸檬の坂道を』の印刷所さんからの直送の箱。A3×高さ25センチくらい。中いっぱい。
(B)既刊と、折り畳みの台などの資材を入れた、搬入で送った箱。A3×高さ25センチくらい。中いっぱい。

 午後14時すぎのこの時点で、お手にとっていただいたぶんと、閉会までスペースに置いて置くぶんを差し引くと――資材を含めて、1箱に、ぎりぎり詰め込めるか詰め込めないかくらい。
 さあ、無理せず2箱にして送るべきか、それとも箱をひとつつぶして1箱にして送るべきか。
 
 すこし迷ったのですが、1箱にしちゃうほうを選択しました。
 だって! ずっと前に夏コミで2箱積み重ねて落とさないようにバランスとりながら宅配便烈待っていたら翌日腰痛くなったんだもん!
 送る重さは同じでも、持ってるとき前が見えにくかったり途中でひと休みがしにくかったり、いろいろ2箱は難があるのです。
 なので、スペースに残す本をちょっとだけ多めにして、いつもはここで送ってしまう資材もカートに詰め込んでいくことにして、箱をひとつ畳むことに。
 向こうで箱をひとつつぶすのって気持ちいいものなのですが、今回はなんだかこの時点ではドキドキでした。

■搬出宅配は、今回はスペースから近かったのでゆうパックさんのほうで。14時半の時点ではまだ受付ごとに3〜4人並んでいるくらいで、すんなり出せました。
 搬出に行った帰りに、ちょこちょこっと買いものとご挨拶に回ったのですが――今回はやや回った時間が短めだったり、荷物のことで悩んでいた分ちょっとだけいつもより遅かったりしたので、売り切れていたり撤収されていたりお買い物中だったりするサークルさんが多くいらっしゃってご挨拶もままならなかったのが、唯一の心残りではありました。まあ、こればかりはサークル参加していると仕方のないところではありますね。
 次回の夏コミは(もちろんスペースをいただければのお話ですが)2日目参加なので、自分のサークルの参加日を終えて心おきなく3日目に買いものに回れるのがちょっと楽しみです。

■スペースに戻って、閉会までは1時間。
 今回、この時間にスペースに足をとめて本をお手にとってくださったかたがいらっしゃって、ありがたかったです。それも、初めてうちの本を目にしてくださるご様子のかたが――
 今回前面に貼ったポスターを目にとめてくださったのだとしたら、つくった甲斐があって嬉しいなあ。(もちろんそうじゃなくっても本をお手にとってくださったのすごく嬉しいです!)
 前述のように、今回搬出を1箱にするためにスペースにいつもより多めに本を残していたので、最後の1時間で10冊ちょっとお手にとっていただいたおかげで帰りのカートのふたがなんとか閉まった感があります……!

 コミケの開催時間は6時間で、自分の参加しているイベントの中では最長なのですが、いつも終わりが近づいてくるとあっという間だったなあという気持ちになります。
 午後4時が来て、会場に拍手が鳴り響き、コミックマーケット93はここに閉会。
 会場でもその場でお話していたのですが、コミケの前は「コミケまであと*日」っていう感覚だけで動いているので、コミケが終わると急に「あれ? そういえば今日って大晦日……というか、今年あと8時間しかないじゃん!」ってわれに返りますよねw

 帰りは、この日サークル参加されていたにえあさんや2日目参加でいらしたmorichanさんたち複数サークルの合同打ち上げに混ぜていただいて、大井町で鳥の丸揚げや美味しい料理をつついて呑んできました。すこしこう、理性のたがが外れたテンションでしゃべっていた気がする……!

 そんなわけで、いろいろあった今年でしたが、同人は最後の最後まで楽しい一年であったのです。
 即売会の会場でお会いしたかたお世話になったかた、打ち上げでお話してくださったかた、ありがとうございました!
 また、直接はお会いしていなくとも、ネットを通してお力を添えてくださったすべてのかた、宣伝をRTやいいねしてくださったかた、お世話になりました!
 本年もなにとぞ、よろしくお願いいたします!
posted by つむぎゆう at 20:18| Comment(0) | 即売会参加情報/レポート
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: