2016年04月14日

本の杜9 参加レポート

 年度末年度初めの繁忙期やコミティア向け原稿でなかなか更新できず、ずいぶんイベントそのものから間をあけてしまったのですが――先月(3/20)は、川崎市産業振興会館にて開催された文芸作品オンリー同人誌即売会・本の杜9にサークル参加してまいりました。当日お世話になったみなさま、お会いしたみなさま、ありがとうございました!
 今日は簡単ながら、そのレポートなぞを書いていきたいと思います。

 今回の前日は、珍しく(新刊がオフセット本だったので)作業が少なく、持っていく荷物と既刊をA3の箱に詰め込んで、新たに必要になる値札などをこしらえて、全部できたところで安心してひとり前夜祭。

 そうこうしているうちに眠くなって、なんと日付が変わる前に床についてしまうというありえないくらい健康的なイベント前夜でした。
 あまりにも健康的だったので夜中の2時くらいに目が覚めてしまい4時くらいまで眠れず、結果として朝6時起床のはずが1時間ほど寝坊をしてしまったのですが、それもまあ許容範囲。川崎産業振興会館はうちからはバスでドアtoドアみたいな感じで行けるありがたい会場なので、箱を抱えてバスに乗り、最寄り停留所の川崎ソリッドスクエア前で降りて一時間ほど書きものをしてから会館へ。

 川崎産業振興会館の4階も、本の杜のサークル参加で毎回おじゃましているのでだんだんと慣れ親しんだ空間になってきました。(本の杜以外だと、前に一度ナイムネオンリーがここで開催されたので一般参加で来たことあり)
 着いたときにはまだぎりぎり会場設営が終わっていない様子だったので、ちょこっと(机を一つ二つ運んだだけですが)だけお手伝いをしてから、自分のスペースの設営に入りました。

IMG_7545.JPG
 今回は、こんな感じ。
 手搬入だったこともあっていつもの二段組みフルセットではなく、6種類ほどをセレクトした一段並べ仕様。新しいものとしては、『ごごのらくえん』のボードの上に作品紹介の吹き出し型パネルを新調して設置したことでしょうか。
 新刊の『Tokyo sweet rooms2』も無事並べられてなによりだったのでありました。
 
 知り合いのサークルさんとお話したりしているうちに11時を迎え、本の杜9はここに開幕。
 本の杜はのんびりまったりしていて、開場前列ができるというようなイベントではないのですけれど、それでも開場して少しの間のうちに入場されて会場内をめぐってくださっている一般参加者のかたも幾人かいらっしゃって(今回、入場口の正面にスペースがあったので入っていらっしゃるかたのお姿がよく見える位置だったのです)、サークル参加者としてはありがたい限り。
 本も、新刊既刊を問わず、一冊、また一冊とお手にとっていただけました。
 いつもうちの本をお手に取ってくださるかたにも今年最初のオフセット本をお届けできて、ほんとうによかったです(ありがとうございました!)
 
 会場内は、いつもの本の杜同様に終始のんびりした雰囲気。
 とはいえ今回は、記憶の中にある前回・前々回に比べて、一般参加でいらっしゃるかたの割合も、会場内の人口密度もやや高めだったのではないかなあという印象がありました。前述のように入場口が正面だったため「あ、カタログ買っていらっしゃるから一般参加でいらしてくださったかただ!」とか思ってテンションがあがったのが、そういう印象に繋がってるだけなのかもしれませんが。
 会場の一角にある「見本誌立ち読みコーナー」の長机の周りにも、椅子に座って本を読んでいるかたを常時お見受けしたように思えます。
 三連休の真ん中という日付もよかったのか、回数が重なることですこしずつ「次も行こう」と思ってくださるかたが増えているのか――もし後者であるならば、嬉しいことだなあと思います。

 本の杜名物のひとつである巡回お茶サービス(※スタッフさんが珈琲・紅茶等のホットの飲み物とお菓子をワゴンに乗せてサークルスペースを回ってくださるサービス。お茶等は、見本誌立ち読みコーナーにも用意されています)、今回はなんだかいつもより早い時間から始まって、巡ってくるペースもいつもより頻繁だったですw
 当日Twitterのタイムラインでも話題になっていたのですが、選択肢の中に「しじみ汁」(お湯入れると作れるタイプの袋入りみそ汁のやつ)もありました。あれ、だれかチャレンジした人いらっしゃるのかしら……

 14時半を回ったあたりから会場内をぶらっとしたり、知り合いのサークルさんとお話したりお茶を飲んだりして、のんびりと楽しんでいるうちにあっというまに15時半になり、自分のサークルにとっては1月末のコミティアから続いた4即売会(ティア・眼鏡時空・GLFes・本の杜)参加、初春の陣はこれにて終了。
 おかげさまで今回は、いままで参加したなかでいちばん頒布冊数の多い本の杜になりました。新刊があったことはもちろん大きかったのですが、既刊ももっていった全種類お手にとっていただけて――特に、R18の『ふら×2』が今回は持っていった既刊の中ではいちばん冊数が動いたのが(本の杜はどちらかというと一般向のほうが動くイメージだったので)嬉しいびっくりでしたです。

 イベント終了後は、撤収作業のお手伝い。
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 本の杜のサークル参加していていいなあと思うことのひとつは、終わった後の撤収手伝いに残るサークル参加者さんの数が多いところです。昔からのイベント参加に慣れているサークルさんが多いのもあるのですが、なんとなく、残って手伝いに参加しやすい空気があるというか。ワゴンサービスや打ち上げなどを通して、主催さんやスタッフさんに話しかけやすい(=作業で分からないことがあったときなどに聞きやすい)ことも一因なのかもしれません。
 もちろん、スタッフさんとサークル参加者の距離が近いというのは、気を付けなくてはいけない点というのもあって。参加回数が重なってスタッフさんと打ち解けた、撤収手伝いや打ち上げでも常連のサークル参加者もいれば、初めて参加する・撤収手伝いや打ち上げには参加できないサークル参加者もいるわけで――そうした「スペースをもらって開場時間中に本を売って帰る」というシンプルな参加の形態をしたいサークルさんが温度差や疎外感をおぼえてしまうようになると、即売会ってふとした拍子に悪いほうに転がる危険性を秘めているのです。なので、もちろんがっつり参加するのは楽しいのですが、変な常連意識みたいなものが自分の中に生まれないようにしないとというのはありで。
 とはいえ、こうした設営協力率の高さとか、打ち上げの打ち解けた雰囲気とか、スタッフさんとのフランクなお話のしやすさとかは、小さくてボトムアップで作り上げていく即売会には大きな強みなのではないかなあと思うのでした。

 片付けが終ってしばらくしてから、打ち上げに出発。
 本の杜の打ち上げは過去自分が参加した回はすべて鳥貴族(川崎駅近くにふたつある店舗のどっちか)なのですが、今回もそれと同様で。
 いや、楽しい――熱気ある打ち上げでした。
 自分のテーブルでは、「エロを書くことについて(表現とかいろいろな工夫)」「ひとさまに挿絵をお願いする際のファーストコンタクトの仕方(礼儀とか必要な情報とか)」他もろもろの、同人小説イベント打ち上げらしい、かつネットではなかなか書けないことを含む話題になっていて。と同時に打ち上げの席全体では、「今後本の杜を盛り上げていくには」「読み手のかたを招き入れるには」という話題が語られていました。

 自分、実は本の杜は主催さんやスタッフさんはこれまで(悪い意味ではなく)ほんわか淡々と運営をされている印象で。あまりこう、その方向への強い欲求は感じていなかったのです。いい意味でも悪い意味でも、がっつかない、ギラギラしない、的な。繰り返し書きますがそれは別に悪いことではなく、本の杜の会場の居心地の良さにも繋がっているとは思うのです。
 ただ、こういう「もっと読み手のかたにいらしてほしい」という主催さんやスタッフさんたちの意思表示を耳にできたことは、すごく心強かった。自分も、本の杜ののんびりした強制力のはたらかない空間はすごく好きで、もっと多くのかたにその良さを知ってほしいなあとかねてより思っていたので――次の本の杜に、開場があの空気を失わないままもっと多くの方がいらしてくださるよう、いちサークルの立場ですが協力していけたらなあと、そんな思いを深めた酒宴の場だったのでした。

 そんなわけで、今回も居心地のいい、のんびりしてるのに不思議と本をお手にとっていただける本の杜だったのでした。
 ひとつだけ心を鬼にして苦言を申し上げると、サークル向けの案内が送られてきたのがかなり日程ぎりぎりで――自分のような本の杜さんにも、それから同人イベントそのものにもそこそこ参加歴が長い(のだけが取り柄)のでこういうときに「あ、そうなのかあ。じゃあしょうがない、こうするかな」的な気構えができるサークルはともあれ、同人イベント初参加なサークルさんはちょっとどぎまぎするかなというところはありました(実際、そういうサークルさんのブログを拝見しました)
 今回、WEB上での開催前の告知はほんとうに早くって、サークル一覧や自分のスペースが前もって判明したので動きやすかったところはあって――それだけに、郵送での案内が日程ぎりぎりだったのが本当にもったいなく。
 主催さんやスタッフさんが少ない人手で懸命に事務作業を行ってくださっていることは身に染みてわかるところなので、ここばかりは、もっと協力を求めででも改善すべきところだと思う次第なのです。あとほんの数日、サークルへの通知発想を早めるだけで懸念は何もなくなるので……!

 でもほんと、当日会場に入ってからはほっこりして安心感のある、よいイベントでした。次回はサークル宛通知の発想も早まるとあ信じて――以前にも書いたのですが、のんびりしてプレッシャーが少ない雰囲気から、「WEBで小説を書いてきて、ちょっと紙の本つくって即売会出てみることにも興味あるかた」が初めて参加されるイベントとしてイチオシなのではないかなあという気持ちは変わらず。もしもここをごらんになっている「はじめて紙の本をつくって即売会参加をすることに興味のあるWEB作家さん」がいらっしゃいましたら、次回9月18日に予定されている本の杜10はお勧めなのであります。(まだ未定なのですが、自分もちょっと、もう少し時期が迫ったら非公式企画で「はじめて本の杜に参加されるサークルさん応援企画」的なものをやってみたいなあなどと思っていますです。

 当日お会いしたみなさま、スタッフのみなさま、WEBで宣伝をRTしてくださったりお声をかけてくださったみなさま、ありがとうございました!
 次のイベントは春の大一番、5月5日のコミティア。すでに一冊新刊は入稿して、これから二冊めの準備にかかる所存です。また、イベント会場でお会いできれば幸いこれに増したるはございません!
posted by つむぎゆう at 02:08| Comment(0) | 即売会参加情報/レポート
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