2015年02月08日

コミティア111 参加レポート

 先日のコミティアでお会いしたかた、お世話になったかた、ありがとうございました!
 おかげさまで、気持ちのいい新年初サークル参加の一日を過ごすことができました。
 今日は簡潔ながら、そのレポートなどをお送りしたいと思います。

今回は、新刊はなし――冬コミで発行しました『十五時半の少女たち(1) 体育祭の午後に』を、コミティア初売りとして持っていく形でした。
 なのでまあ、準備はペーパーとポスターくらい。
 ポスターは、今回は後述のようにいつもの「文芸」ジャンルではなく属性ジャンルである「百合」で申し込みをしていたので、それ用に冬コミで掲示したものとは違うものをつくらねばと思って、前日に秋葉原制作所さんに行って印刷してきました。さすがにコミティア前日、製作所さんもいつもより混んでいて、ポスター印刷をされているサークルのかたも僕以外に数人入らっしゃいました(あとで知ったところでは、ほかにも当日スタジオYOUのイベント等があったので、そちらの参加者のかたの前日準備もあったのかもです)。
 しかしこう、大型ポスター(うちがつくっているのはB2版ですが、秋葉原製作所さんではA1サイズまで作成可能)を前日にデータ用意して印刷できるというのは、同人世界もどんどん便利になっていくなあとびっくりしちゃいますね。

夜は、ペーパーもディスプレイも早めに仕上がって日付が変わるころにはもう作業終了していたのですが、なんとなくイベント前日はいつもの癖で、やることはなくなったらなくなったで「あれ……? おかしいもう寝られるなんて、なんか忘れてない? 自分」的なへんな落ち着かなさがこみあげてきたりして、けっきょく1時半くらいまであれこれしてしまって寝付けなかったり;
 当日は5時半に目覚ましをセットして荷物確認して、ビックサイトに向かいました。

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 今年最初のビックサイト到着。
 コミケのときはサークル参加日も一般参加日もこの付近は見渡すかぎりの人の列なので、それぞれのコミケの直後の2月と8月のコミティアで来た朝は、広々としたこの感じになんとなくぽかーんとしてしまったりしますw

入場して、ディスプレイづくり。

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 上にも書いたように今回は「百合」ジャンルで参加したので、いつものラインナップに比べて数冊本が少なく、後ろの棚を使って階段状にすることはない感じにしてみました。
 前日に刷ったポスターは、サークルスペース前側に。
 冬コミのときに貼ったポスターで、「離れたところからぱっと見2秒でサークルコンセプトがわかる文字列」はすごく大事……! という実感があったので、今回も同じような感じに(ジャンル百合バージョンで)で作ってみました。冬コミのお誕生日席と違って通路なので、遠くから目にされることはあまりないとは思われたのですが、通りがかったかたが足を止めてくださることを願いつつ……。

ここのところスペースが足りずに4冊まとめて積んでしまっていた東京舞台の女子中学生さん百合ものシリーズ『東都恋歌』も、今回は置く場所があるので、ひさびさに4段パンフレットケースに。
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 浅草橋シモジマで買った4段パンフレットケース、昔シリーズものが多かった時期によく使っていたものなのですが、なかなか便利であります。

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 新刊はないのですが、ティア初売りの冬コミ新刊『十五時半の少女たち(1) 体育祭の午後に』の値札はこんな感じにして、比較的新しいものもありますよアピール!

ディスプレイは今回早めに整ったので、近くにいらっしゃる知りあいのサークルさんとお話をしていたりしているうちに、あっというまに11時。コミティア111の――本年のうちのサークルの活動のはじまりです。
 
 はじまりといえば、オールジャンル/創作オールジャンル即売会でもって「創作文芸」「創作(創作文芸がない即売会のとき)」以外のジャンルでスペースを申し込むというのも、今回がはじめてだったのですよね。
 百合ジャンルがコミティアでできたときから、こちらで参加されている百合書き文芸サークルさんのお話などをお聞きして、一度参加してみたいと前々から思っていたのです。百合オンリーのGirls Love Festivalに参加した際に、文芸と相性がいい――百合小説を買いにいらしてくださる参加者のかたも多くいらっしゃるのを感じていたので、コミティアの百合ジャンルゾーンでもそういうかたにお会いできるかなあなどと思ったりしまして。
 いつもとちょっと違う場所というのは、初参加のオンリーイベントに出るときと同じような緊張とわくわく感がありますね。

最初の一時間ちょっとのあいだに、いつも自分のスペースにいらしてくださるかたにお会いできて、今年もよろしくお願いいたしますー! のご挨拶ができたり、ペーパーをお渡しできたり(ありがとうございました!)。いつもとスペースが違うのにチェックしていらしていただいているのが、ほんとにありがたいです……!
 今回は新刊はないから頒布に関してはいつもより少なくてもOKかなーと思っていたのですが、最初に本をお手にとってくださったかたが全買い(!)してくださったことなどもあって、冊数はお昼が過ぎるくらいの時点で、いつものティアの同じ時間ををちょっと上回るくらいになっていました。

 はじめて即売会に出てからもう10年ではきかない年月が流れて、年数だけなら中堅どころ(ベテラン、と名乗るには、創作/創作文芸ジャンルはまだまだ自分など足元にも及ばぬサークルさんが数多くいらっしゃるのです)なのですが、いまでも「開場から、最初の一冊目が買っていただけるまでの時間」ってなんだか固くなります。短くて数分、長くても三十分足らずくらいのその時間が、妙に長く感じてみたりして。頒布数ゼロというのはいままで小さめの即売会で一度経験したことがあるのみ(あ、その即売会そのものは、良心的ですごく居心地の良い即売会でした)なのですが、開場から最初の一冊までのそのほんのわずかな間に、「今日このまま一冊もお手にとっていただけない可能性」とかをぐるぐる思い浮かべてしまう。
 なので、最初に本を買っていただいたときって、「ありがとうございましたー」と申し上げながら内心えらくほっとして、幸福に力が抜けてしまっていたりします。
 不思議なことなのですが、例えばいつもより長く、(既刊しかもっていっていないのでいつもいらしていただけるかたにもお渡しできる本がなく)最初の20分過ぎくらいのあいだ頒布的な動きがないとき――最初の一冊がお手にとっていただけてほっとすると、そのあと数分の間に続けてスペースにひとがいらして本をお手にとっていただけることが多くて。こちらの「最初の一冊前」の緊張って、もしかして近寄りがたい空気をスペースに醸し出してしまっているのかもしれないですw

今回は百合スペースで、かつ文芸スペースも実はお隣だったりしたもので、時々飲み物を買いに行ったりした行き帰りに知っている百合ジャンルや文芸ジャンルのサークルさんに立ち寄って本を買わせていただいたり、のんびりした前半戦でした。
 午後ちょっと過ぎてから買いものにも出て。
 もちろんサークル参加していると気になるサークルさんすべてはおろか、ツイッターのTLでふだんお話しているサークルさんのスペースも回りきれない(午後に買いものにうかがうと、相手のかたもちょうどお買い物時間でお留守だったりすることが多い)のですが――ずっとTLではお話していて本も買わせていただいているサークルさんにはじめてご挨拶してお話しできたりして、楽しい時間でした。

 自分はこう、TLでお話しさせていただいていても、あまりあつかましくならないようにせねばなあというのもあって(素でいるとあつかましくなりがちな人間なだけに)――@過去にそのかたの本を買って感想を申し上げたことが幾度かあり ATLで挨拶以外のお話をしたことが幾度かあり B今度の即売会でご挨拶におうかがいしますと会話の中で事前に申し上げていたか、相手のかたからお会いしましょうとお言葉いただいていたか を全部満たしているくらいがないとなかなか名乗れない(出歩くとき名札さげてるのだけれど、TLでお会いしたばかりのサークルさんのところ買いに行くときとかスペース手前でつい名札裏返して隠しちゃう)人間で、ご挨拶申し上げるときも「もし訝しげに思われたらどうしようあわわわ」的な緊張が離れなかったりするのですが、ご挨拶したサークルさんに気さくにお話していただけて、毎回ほんとありがたいです。挙動不審でなんだこのひととかいう印象だったら申し訳ないですっ。

一時間ほど買いものに回って席に戻ると、時刻は15時。

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 今回は季節の日の傾きの加減からかホールの位置からか、この時間、ホール内に夕暮れ感のある最後の一時間だったなあという気がします。
 午後遅くはどのような即売会でも開場直後に比べればまったりタイムではあるのですが、この時間の、ふあー今回も面白かったーと思いながらぼんやりホールの天井を見上げている時間はけっこう好きです。

 そうこうしているうちに16時が来て、今年最初のコミティアは無事終了。
 申し込みジャンルがいつもと違っていたり、今回は新刊なかったりするのでどんな感じになるかなあと思っていた一日でしたが、終わってみると頒布数としては、いつもの2月のコミティアとだいたい同じくらいな感じでした。

今回いつもの文芸ジャンルではなく、百合ジャンルでスペースをとって参加してみて感じたことはおもに二つで――
 ひとつは、ジャンルのゾーンの目の前の通路を通られる参加者のかたの数は、いつも参加している文芸ジャンルも、今回参加した百合ジャンルも、あまり大きな差はないということでした。
「開始から最初の数十分は文芸ゾーンの通路は閑散/通るかたはいてもあくまでも通り道」という話は一連の文芸ジャンル不遇論のなかで出てくる定型句のひとつですが――最初の数十分はやや人の流れは少なくて、賑わってくるのは12時近くになった頃というのは、百合ジャンルの通路もそうであったし、文芸だけのものではないのではないかなあと。
 賑わっている時間の雰囲気も、いつもの文芸ゾーンと何かが決定的に違うということはなく。
 前々から思っていたことではありますが、文芸ジャンル(のほんのごくごく一部ですが)で思われている「他のジャンルは文章に比べてひっきりなしに人が通り本も多く売れる」的なものはやっぱり錯覚で、他のジャンルでも本をお手にとっていただけるいただけないは個々のサークルさんごとのお話で、どのジャンルのどのサークルさんも売れなくて悩んだり売れて嬉しかったりするのは同じなのではないかという……そういう思いを新たにしたものでした。

 もうひとつ感じたのは、百合オンリーのGirls Love Festivalに参加していてもいつも思うのですが、百合ジャンルは文章と相性がいいジャンルなのではないかなあということでした。もちろん、漫画を買いにいらしていて文章はパスなかたもいらっしゃいます(文章が冷遇されているということではなくて)が、百合作品は漫画イラスト文章という媒体問わず読まれるかたも多くいらっしゃる気がする。
 うちのスペースの本も、手には他のスペースで買われた漫画作品をお持ちになっているかたが買っていかれることが幾度もありました。なので今回、おそらくうちのサークルの本はこれまで買われたことはなかったのではないかなあというかたに、本をお手にとっていただく機会が多かった気がします。
 もちろん、相性がいい=需要があるからそこのジャンルゾーンやオンリーに参加するというのではなく、その属性ジャンルが好きで書くというのが第一ですが――これまで自分のサークルの前を通られたことがなかったかたに本を見ていただく機会として、好きな属性のオンリーなどには今年も積極的に参加していきたいと思います。

 そんなこんなで、当日会場でお世話になったかた、web上で作業中にお言葉をくださったりRT等で助けてくださったかた、お世話になりました。
 次回は、2月14日の眼鏡オンリー『眼鏡時空12』、もしくは 3月1日のガールズラブオンリーGirls Love Festivalに参加の予定です。本年もうちのサークルを、なにとぞよろしくお願いいたします!

posted by つむぎゆう at 16:25| Comment(0) | 即売会参加情報/レポート
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