2014年09月07日

コミティア109 サークル参加レポート

 前回の日記の通り、この間の日曜日、東京国際展示場にて開催されましたコミティア106にサークル参加してまいりました。お世話になったみなさま、ありがとうございました!
 今日は簡潔ながら、レポートをしたためさせていただきたいと思います。

コミケの時に「コミティアでも新刊あります」的なことを申し上げていたのですが、終わって2週間のブランクの間にコミケ終了後特有のぐったりのんびり期間をおいてしまったたこともあって、今回はちょっと新刊はなし。夏のコミケとコミティアであわせて新刊3冊というのは毎年目標にしているところなのですが、なかなか達成できないでおります;
 前日は、コミケで数の減った自家製本版の既刊の増刷や、久しぶりのぺーパーづくりなどを行い――それでも、寝落ちをしたりお酒飲みながらだったりしたこともあって、気づけば時刻は二時半に。コピー誌新刊の印刷があるときもないときも寝る時間が一緒なのは不思議。
 とはいえ当日は、コミケよりは一時間遅い6時に起床なので、ちょっと余裕はあります。身支度と最終確認をして電車に乗り、会場にはサークル入場がはじまってすぐの9:15頃に到着しました。
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 2週間ぶりのビックサイト。コミケの日はこの写真撮影の位置のあたりまで入場列に埋め尽くされていた大通り。あの日よりはひとの少ない、けれども逆三角の屋根の下に向かう同好のひとたちと歩く石畳は、毎年夏の終わりの風物詩であります。

今回、文芸ジャンル所属の自分の配置は、2ホール全体のちょうど真ん中やや上くらい。宅配受け取りもお手洗いも飲み物買いも比較的近い、いい場所でした。(ひとりサークル参加ですと、けっこう重要なのですw)
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 スペースのディスプレイはこんな感じ。コミケのときとあまりかわりはないのですが、A4のパネルをつかって、全作品の表紙絵が展示できる配置になっています。
 ディスプレイ、前日にパーツをつくっているときにだいたい「今回はこんな感じで置こう」って決めてはいるのですが――実際に組み立ててみると思ったより幅に余裕のないところとか予定通りに重ねると後ろ側のが見えなくなってしまうところとかが発覚して、変更を余儀なくされます。今回はほんと、ちょっとパズルを組み立てているような感触でした(汗)
 10時半前くらいに組立は完了。知り合いのかたとお話をしたり、設営中なのでほんの一瞬ですが、『きつねのよめいり』の挿絵を描いてくださったぐり太さん(今回東京のコミティア初ご参加でいらしたのです)のスペースにお礼とご挨拶にうかがったりしているうちにあっという間に時間は過ぎて、11時の開幕時間になりました。8月の末日、夏の終わりを飾るコミティア、ここに開幕です。

今回、午後になってから文芸のほかのサークルさんともお話ししたのですが、開場直後から通路にひと通りが絶えないコミティアだったなあと思います。
 開場直後くらいから、目の前の通路はいつもより人が多かった印象。
 もちろん、文芸のジャンル通路を通られるかたのすべてが文芸ジャンルを目的に歩かれているわけではないのですが――人通りが多ければ、ディスプレイやあらすじカードに目をとめてくださるかたもいらっしゃいますものね。自分のサークルも、最初の一冊がお手にとってもらえるのがいつものイベントより早かったです。
 その後も、お昼を過ぎるまでの間に、いつもいらしてくださるかたや、知っているサークルのかたにも次々とお会いでき(ありがとうございました!)、本も新刊を中心にすこしずつ数を減らしていきました。
 前述のように新刊はなかったのですが――今年は夏コミが1日目で平日であったので、夏コミの新刊をお手にとってくださるかたがそのぶん多かったのかもしれないです。

そういえば、自分がはじめて懐中天幕としてコミティアに参加したのは、2003年の8月のコミティア65。ちょうど、東京流通センターで行われた最後のコミティアでした。
 そこからまあ11年間、途中幾度かあった(1ホール→2ホール移行期直前などの)抽選にも幸運にもスペースをいただけて、今回で連続45回目の参加になるわけです。
(というとなんだか一見古参のようにも思えますが、同人誌即売会は15年20年参加のサークルさんが数多くいらっしゃるので、この程度で古参とかベテランとか舐めた口を叩いていると背後から「……ほう」って声が聞こえてきて振り返ると腕組みをした屈強な逆光シルエットの人影が並んでいて、その後つむぎゆうの姿を見ることはなかった……なんてことになりかねないのです)
 あまり「昔はこうだったのじゃよ」的なことを口にするのもいけないのですが、最初に参加していた頃のコミティアから降り返ると、イベント内の――ことさら、文芸通路の雰囲気は変わったなあと思います。もちろん、おおむね良いほうの意味で。
 一般参加のかたの総数が増え(10年前は、会場前入場列はずっと少なかったです)、それにともなって早い時間から文芸通路にも人が流れるようになり(昔は、それがすべて本当だったわけではないけれど、「開場30分は単なる通路」とかちょっと自虐的に言われてた時期もあった)――おそらくはライトノベルのメジャー化やネット小説流行等の影響で、書き手買い手ともに人口が増えたのかなあと。
 なにより、文芸のサークルスペースが昔より華やかで活気のある感じになったような気がします。
 おそらくはSNS等を通してイラスト描きのかたとの交流の機会が多くなったことも一因かと思われるのですが、表紙を綺麗なイラストが飾る本の割合も増えて、ディスプレイもポスタースタンドやタブレットPC等を活用されるサークルさんも多くなって。
 もちろん、表紙・挿絵の有無はそのサークルさんの作風に沿ってサークルさんが選ぶものなので、単に絵があることがプラス・ないことがマイナスということではないです。でも、表紙を文字中心(あるいは写真等)にしているサークルさんも、デザインの手法やディスプレイの魅せかたはどんどん移り変わって進歩していっていると――文芸通路を歩くだけですごく思うです。
 って書くとなんか上から評論してるみたいですが、そうではなく。開催時間中に通路を歩いていると、買いものする立場の自分から見て目をひくスペースがすごく多いという意味で。
 前から書いているのですが、(いろいろその都度解決してくべき問題はあれど)創作文芸ジャンルの未来は明るいのではないかなーと、わりと楽天的に自分は思っております。
 と同時に、「スペースの陳列をきれいにする」というのはもうそれだけでアドバンテージになるとかではなく、基本的なことになってきていて。多く足を止めてもらうには、(もちろん周りのサークルさんに迷惑がかからないようにしつつ)それにプラスした工夫を重ねていかねばならないのだなあと思います。さらに派手にするという方向性のみではなく、自分のところ独自の色というか。
(スペースだけではなく、いまは昔に比べてSNS等を使った事前宣伝の方法もすごく幅広くなったなーとも思うのですが、これはまたいつか別に書きますね)

午後2時を過ぎたくらいになっても、スペース前の通路の人の流れは途絶えず――こういうときってほんとにいつ席を立つか迷うです。いえ、会場が混んでいるからといって必ずしも自分のスペースにひとがいらしてくださるわけでは決してないのですが、でもそれでも!
 今回は幸い、配置が会場全体の真ん中あたりでしたので、お手洗いやジュースを買いにスペースをあけたときに、そのままこまめにほんのちょっとずつ買い物に回るという戦法が可能でした。
 でもやっぱり、買いたいサークルさんを回りきることは到底できず……; また、こちらがご挨拶にうかがいたいなと思って席を立つ時間はちょうどほかのサークルさんも頒布が一段落して席を立たれるお時間だったりするので、お留守だったり新刊完売していたりということも多く。あとでツイッターで「うかがったのですがお留守で残念でした」「あ、こっちもちょうどその時間にうかがってお留守でした」なんてことが毎回あったりします;
 とはいえこのあたりはまあ、サークル参加をしていると仕方のないことでしょうね。知人に売り子さんをお願いすることもときどき考えるのですが、スペースにどなたかがいらしてくださったときには自分自身直接お会いしたい欲もあって、いろいろ複雑な心境なのであります。

午後3時くらいにいちど在庫を搬出(いつもの通り、その時間から先動きがなくてもカートで持って帰ることができるぶんを残して宅配搬出)し、自席に帰還。いつも最後の一時間は比較的まったりタイムなことが多いのですが、今回は本を買いにいらしてくださるかた――おそらくうちのサークルにはじめてみえるかたがこの時間も幾人かいらっしゃって、気持ち的にしゃきっとした一時間になりました。
 お手にとっていただいたのは新刊の「きつねのよめいり」と、R18の百合えっちもの「ふら×2」が多かったのですが、「きつねのよめいり」はティア前のツイートをRTしていただいたり、当日挿絵のぐり太さんのスペースでうちの本を展示して案内してくださったことが――「ふら×2」はティア数日前に既刊宣伝をしたツイートをRTしていただいて、お気に入りに入れてくださったかたがいらっしゃったのが大きかったのかなあと思います。ありがとうございました!

4時が来て、コミティア109――夏のイベントの終わりを飾る一日はここに閉幕。
 新刊は夏コミのものをそのまま持っていった感じで当日新刊はなかったのに、終わってみれば夏コミの八割くらいの冊数の新刊既刊をお手にとっていただいていました。それもあり、多くの方にお会いできたこともありで、ほんとうに満足な一日でありましたです。
 そのあとは、ぐり太さんと大崎に出て、串焼きやさんで打ち上げ。眼鏡っ娘についてや、これまでの即売会での経験についてや、今日のコミティアについて、短い時間ながらたっぷりお話ができた幸せな時間でした。お話しながらのビールがほんと美味しかった……( *´ ◡`*)

 そんなわけで、当日お会いしたお世話になったすべての皆さま、ネット上で励ましのお声をかけてくださった皆様、ありがとうございました。
 夏は終わり、けれども秋のイベント群の始まりはもう20日(土)の本の杜6と、二週間後に迫っているのです。
 どうぞまた、よろしくお願いいたします!
posted by つむぎゆう at 15:40| Comment(0) | 即売会参加情報/レポート
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